飛騨の清涼な空気と水が育んだ本物の味。清見町自慢の新鮮野菜の数々です。
野菜作りに適した清見町の気候
野菜の栽培に適した土地
清見町は夏が涼しく、水も豊富で台風の被害も少ないので野菜の栽培に適した土地です。
また、昼と夜の気温の差が大きい事も、おいしい野菜を作るのに適した条件です。飛騨地域で生産される野菜は農協を通して出荷される主なものだけでも25種類あり、このうちトマトとほうれん草は全体の出荷額の95%をしめていて、全国に誇る飛騨の特産品です。
飛騨のどの地域にもビニルハウスがあり、トマトやほうれん草がつくられていて、この清見町でもビニルハウスによる野菜の栽培が行われています。
夏から秋にかけては収穫で大忙し、 トマトはスーパーに並ぶ頃ちょうど良く熟すように、まだ青いうちに朝早くから収穫します。
飛騨地方で生まれた夏のビニルハウス栽培
夏にビニルハウスを使う作り方は、今では全国でいろいろな野菜に応用されていますが、もともと飛騨地方で生まれ、「雨よけ栽培」と呼ばれています。
ハウスには屋根にだけビニルが張ってあり、風通しをよくしてあります。必要な分だけ水をやることで、おいしい野菜ができるようになったのです。
ひだ清見でとれるおいしい野菜
清見町でとれる野菜の種類は豊富ですが、中でも多いのがトマト・ほうれん草・スイートコーン・椎茸です。
トマト
夏秋トマトは夏から秋にかけて出荷するトマトで、飛騨の野菜の代表です。適度な酸味と甘みがあり、熟してもかたく、品質が良いので人気があります。毎朝収穫し、主に京阪神の市場に出荷されます。とくに8月から9月に市場で扱われるトマトの半分が飛騨の夏秋トマトです。清見に来たらぜひこの朝取りトマトを味わってみてください。
ほうれん草
飛騨のほうれん草は3月から9月に種をまき4月から11月まで続けて収穫されます。
もともとは冬の野菜なので、暑さに弱く、夏涼しい清見でも栽培が難しい野菜でしたが、季節によって品種をかえ、雨よけハウスで栽培することで、夏取りほうれん草の大産地になったのです。
スイートコーン
スイートコーンも清見町の特産品のひとつです。
昼夜の気温の差が大きい気候で育つため、普通のコーンより甘さが強く、風味があるのが特徴。
清見町のスイートコーンは大きく穂の先端までしっかり身の詰まった、本物のスイートコーン。そのまま茹でても、バーベキューにも最高です。
きのこ
飛騨地域で生産されるきのこ類は、椎茸・なめこ・ひらたけ・ぶなしめじ・舞茸などがあります。
中でも椎茸は生産量が多く、村内でもおがこと米ぬかを詰めた袋に菌を植え付ける菌床栽培で栽培されています。
清見の椎茸は大きく身が締まっていて、市場でも人気です。
収穫されたトマト

日光をいっぱい浴びて育つほうれん草

椎茸の菌床栽培ハウス